© 2024  Okano Yasushi

静止した川辺

先日出張先の熊本で早朝の川沿いを歩いた。

誰も踏み入れていない河原が気になったので、ツカツカと足を踏み入れる。

地震の影響なのか、阿蘇の噴火の影響なのか、台風の影響なのか、堆積した火山灰が猛暑でヒビ割れ、犬と小鳥と人の足跡が数えるほどだけ付いている。

増水時に流された瓦礫が、その時のまま残されている。

時間が止まっていた。自然の力を感じた。

さらに奥まで歩いていくと階段も火山灰なのか泥なのかで埋まってなかなか登れない。

どうにか登り切ると、「立入禁止」と書かれていた。

立ち入ったのではなく、中から出てきた場合はどうすればいいんだろうか。